治療家のための東洋医学セミナーを開催しています

2018年 12月

身体の症状と五変

身体に出た症状を悪いものと捉えてそれを抑えよう、出なくしようということは一般的に行われていますが、それは西洋医学的な考え方です。 身体に出た症状は私たちの身体を治そうとしているものを捉え、それを促進させたり、その症状の原因を改善するのが東洋医学です。 ここに来てくださる皆さまは東洋医学的な考…

風邪と小腸

急に寒くなり、風邪を引いたという話もちらほら耳にする季節です。 さて風邪は“罹る”とは言いませんよね? 風邪を“引く”と言います。 これはなぜだか考えたことはありますか? 私もまったく考えずにそんなもんだとその言葉を使っていました。 東洋医学を勉強してその言葉の意味をようやく理解しまし…

バランスが大事

私はあまり博識ではないので東西の比較ができないのですが、 東洋医学を学ぶと常に感じるのは、何ごとも バランス が大事!! ということです。 仏教の「中道」儒教の「中庸」にも当てはまるので 東洋の思想の根底にあるのだろうと感じます。 こんな時にもっと教養があれば何か論じれたのか…

急な寒さと胆経

急に冷え込んできましたね。12月も10日となれば仕方ないのですが、 この本格的な寒さの始まる時期はまあまあこたえます。 さて、昨日は2018年最後の“今日から使える東洋医学セミナー”でした。 昨年の9月にスタートしたので1年とちょっと勉強してきてだいぶん理解も深まり、 東洋医学の考え方も…

生まれ持った体質と現在の証の関連性

このブログに来てくださる方は治療家として活躍されていらっしゃるか治療家を目指していらっしゃる方だと思います。 日々の治療の中で患者さんの症状をそれは“生まれつきの体質だから” と伝えるしかない・・・というケースを経験されたことはありませんか? 私は良く言います。症状の原因をたどっていって最…

陰と陽②

今日は陰陽論をすぐに臨床に使えるポイントについてお話します。 陰陽論については学校の教科書ではなかなか難しい内容が書いてあったことを記憶しています。 もう15年前になるので、記憶はおぼろげですが、陽虚、陰虚などの言葉を覚えています。 その概念から治療を導き出すのはすぐには難しいのではないで…