治療家のための東洋医学セミナーを開催しています

東洋医学ではすべてを陰と陽に分けます。
例えば・・・

右と左
下と上
女性と男性
縦と横
後ろと前
裏と表

湿潤と乾燥
収縮と膨張
遠心力と求心力

末梢神経と中枢神経
副交感神経と交感神経
吸気と呼気
実質器官と中空器官
皮膚と筋肉
骨と内臓

補と瀉
五(六)臓と五(六)腑

東洋医学 西洋医学

左側に記載しているのが陰、右側に記載しているのが陽です。

陰陽を考えるポイントは

二つ以上のものを必ず比べるということです。
一つだけではありません。比べる対象を作ります。

「水」はどっち??というものではなく、
「水」と「氷」いうふうに必ず対を成して考えると使いやすいと思います。

病気も陰と陽で考えます。
「陰病」と「陽病」
原因のわかっているものを陽病、わかっていないものを陰病と呼びます。

病気については別のところで延々と述べてくとして、
さきほど列記した陰陽の中でちょっと面白いポイントをお話します。

ペン(書く道具)の

縦と横
右と左
東洋と西洋について

面白い関連があるのです。

日本では昔は筆を使っていました。
筆は寝かせては書けません。
立てて使います。縦に使うのです。すなわち陰の文化なのです。
だから右手でしか書くことができません。

右半身は縦の筋肉を使って動いているのです。
治療のための検査をする時も縦を中心にみる方がわかりやすいです。

対して左は、そうです、横の動きを見ます。
運動選手を見ていて横隔膜を中心に動いている人は横の動きとなります。
すなわち左を中心に使っているということになります。
運動選手の動きについては話がそれるので、またこれは別の機会に詳しく述べようと思います。

筆の話に戻りますが、今ではそういうこともないですが、
昔は左利きだと右利きに矯正されたものです。
なぜなのか・・・
筆を使うためなのですね。左では縦に動かしにくいので筆が使うのに違和感が出るのです。

対して同じ筆でも絵筆を考えると、西洋画では筆を横に使うことができます。
東洋のものに対して色鮮やかな絵が多いです。
横の表現は色鮮やかなんですね。

東洋では水墨画でわかるようにすべて墨一色で表現します。

面白くないですか??笑

では実用的なものを最後にご紹介します。
縦と横についてバッグの持ち方があります。

縦の筋肉を使うショルダーバッグは右で持つ
横の筋肉を使う肘にかけるバッグは左で持つ

方が楽ですよ・・とアドバイスすることができます。
今日から使える東洋医学でした。笑

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