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生まれ持った体質の診断の仕方

今日は「生まれ持った体質」の診断の仕方を説明していきます。

参考記事  生まれ持った体質と現在の証の関連性

骨格が一番わかりやすいと書きましたが、その他にも指や耳、顔の形で判別します。

・指の形
指が長い・・・陰
手のひらが大きい 陽

・耳の形
耳が頭にくっついている 陽 (コチラの方が人の話をよく聞きます)
耳が外側に開いている 陰

・骨格
骨ががっちりしている人 陽
細い人 陰

陰陽で分類しているだけで陰が悪いという意味ではありません。

・顔の形で五行にわける

細長い長方形タイプ 木の性質
逆三角形(普通の三角形) 火
正方形タイプ  土 (コミュニティの中心的な人はこのタイプ)
卵型  陽 金
丸い人 水

顔が卵型で金で陽の性質を持ったい人が肺の症状で来られたならそれほど重症ではないということになります。
しかし、むくみなどの症状で来られたら、腎で陰の症状なのでこれは時間がかかると診た方がいいということです。

持って生まれたものと今どうなのかを診るために生まれ持った体質というのを見ておいたほうがいいですね。

また、「体質改善」したいと来られる方も多いとは思いますが、生まれ持った体質からかけはなれた体質にはなれないということもうまくご説明して差し上げられるとよいかと思います。
陰の体質の人がまったく陽のタイプにはなれないです。

陰のままにそれをどう活かすかを教えてあげられたらよいのではないでしょうか。
陰体質の方はゆっくりと生きることができるし、身体の中の方を守ることができる。症状はじわじわと出て激しい症状は出にくいです。
良いとか悪いとかではなくてそういうものというだけです。

また、こちらが診る場合には陰体質の方は中の方を傷めたら治りにくいと診た方がいいです。
もともと守るようにできているところを傷めてしまったということなのです。

体質を把握するだけでアプローチ法やこれからの治療の進み方、患者さんへの説明の仕方もずっと説得力のあるものに変わっていきます。

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